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子宮筋腫の典型的な症状

子宮筋腫は多くの成人女性にみられるポピュラーな病気ですが、その症状は筋腫の大きさや数、できる場所によって実はさまざまです。
小さな筋腫や場所によっては症状が全く無いこともあり、婦人科の検診や妊娠時の検査で偶然発見されることもよくあります。

まず、一般的な症状で最も多いのが月経の変化です。
月経期間が長くなる、出血量が増える、不正性器出血が起きるなどの他、それに伴い月経痛や貧血がひどくなる、息切れやめまい、顔色不良などが表れることもあります。

また子宮筋腫が大きくなり周りの臓器を圧迫することによる症状も出てきます。
その典型的な症状は頻尿。つまり子宮筋腫が膀胱を圧迫することによって起こります。
さらに筋腫が大きくなると大腸を圧迫して便秘につながっていくこともあります。

子宮筋腫の発生場所によっては受精卵の着床を妨げたり、精子が卵管を通る際に障害となったりして、不妊症の原因となることもあります。
また正常な場合と比べて、流産や早産の可能性が高いことも分かっています。

子宮筋腫の中でも子宮の内側の粘膜にできる粘膜下筋腫や漿膜下筋腫では、まれに腹膜炎などの合併症や、月経時に多量出血による出血性ショックなどひどい合併症を招きます。
特に症状がなく、不妊などの問題を抱えていなければそのまま放置しておいても大事に至るものではありませんが、軽く考えず、異変を感じたら早めに受診をし、定期的に健診を受けることが大切なことです。

子宮筋腫のできるところは・・・

子宮筋腫と一口に言っても筋腫のできる場所は人によって実はさまざまなんですね、これが。
子宮筋腫を分類すると、その95%は子宮体部に発生し、残りの5%は子宮頸部に発生しています。

さらに子宮体部にできる筋腫はさらに場所によって大きく3種類に分けられています。

(1)子宮の筋肉の中にできるタイプを筋層内筋腫と呼びます。
子宮の内側を伸ばすように発育するため月経量が増え、月経痛や貧血などの症状が表れます。
また不正出血が続くこともあります。さらに卵管が圧迫されると不妊症の原因となることもあります。

(2)子宮の表面に突出して発生し、外側に向かって発育する漿膜下筋腫があります。。
大きく発育した漿膜下筋腫はお腹の上から触ると固いしこりがあるのが分かります。
他の場所と比較すると最も症状が少なく、また筋腫が大きくなるまで症状が現れないので自覚症状が出てくるまで時間かかるのが特徴です。
筋腫が発育して大きくなると下腹部に圧迫感を感じ、膀胱を圧迫すると頻尿、尿閉、直腸が圧迫されると便秘などの症状が表れることがあります。
また背中の方にできると月経痛以外の腰痛なども起こりやすくなります。

(3)子宮の内宮に突出し、内宮に向かって発育していく筋腫を粘膜下筋腫と呼びます。
この場合、月経量が増えて月経痛や貧血がひどくなり、不妊症や流産の原因になることもあります。
中でも筋腫が膣に向かって発育する筋腫分娩ではおりものが増える、月経以外にも出血が続くなどの症状が出ることもあります。

現代最も多いのは筋層内筋腫で、次に漿膜下筋腫、粘膜下筋腫が続いています。