月経困難症の治療法

月経困難症の治療法は症状によって分類されます。
月経困難症には、器質性月経困難症と機能性月経困難症の2通りあります。

●器質性月経困難症

器質性月経困難症は、子宮に病気があるということが原因です。その原因除去、つまり病気の治療を行う必要があります。病気を治療することによって、月経困難症も改善されるのです。


●機能性月経困難症

機能性月経困難症では、薬物療法を用い、鎮痛剤を使用することになります。
生理痛の原因は、必要以上に「プロスタグランジン」が出ることなので、それを防ぐための薬も用いられます。

痛みの原因となるプロスタグランジンは、生理前からちょっとずつ分泌し始めます。
そのため、鎮痛剤の服用は、生理が始まる1~2日前から始めるのが効果的です。
また、かなり症状が重いときには、ピルを用いる場合もあります。ただし、ピルは誰でも服用できるわけではなく、喫煙者や高血圧の人は、その旨正直に医師に申し出ましょう。
ピルを使用可能な場合も、医師の指導のもとに服用しましょう。

全般的に気をつけるべきこととして、生理痛を緩和させるには、生活習慣を改善させることも大切です。
不規則な生活習慣を送っていると、ホルモンバランスも乱れてきます。
この結果、生理痛の症状もひどくなって、疲れをとる間もなく、次第にストレスが溜まり、さらに症状が悪化してしまいます。悪循環に陥らないように、規則的で栄養や睡眠も充分に取れている生活習慣というのは基本中の基本です。
生活リズムや食生活にも気を配るようにしましょう。
また生理期間中は、できるだけ体をゆっくりと休められるようスケジュール調整を考えながら、無理のない生活を送りましょう。さらに、ストレスや疲れを感じるときは、心身ともにリラックスさせて、十分に睡眠を取るようにしましょう。これには平素、スポーツや楽しめる趣味をもつことが有効ですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿