成熟期での痛みとは?

●ストレスが大敵
妊娠と出産の準備が整っている成熟期においては、ホルモンのバランスが安定してきます。
ところが一方で、月経血量が増すにつれて、「プロスタグランジン」という物質が過剰に分泌されるようになります。この影響で子宮が必要以上に収縮して、強い痛みが起こることがあります。

この成熟期は、社会へ進出する時期と重なることから、さまざまなストレスによって、痛みを感じる人も多いようです。特に女性は、男性よりもストレスからの影響を受けやすいそうです。職場での人間関係などの悩みによって、ストレスを強く感じることが多いようです。

●子宮内膜症との関係
昨今は子供を出産することなく、仕事を続ける女性が増加してきています。
そのようなケースでは、子宮内膜症といった婦人科系の病気にかかりやすいようです。
ところが、婦人科へ行く機会がなかなかとれないとかの理由で病気が見つかるのが遅れてしまう恐れもあります。

●機能性月経困難症との関係
生理痛がひどくて悩んでいても、どうしても大切な仕事があるからと我慢している人もいると思います。
しかし婦人科で検診しないでそのままにしておくと、何らかの病気によって不妊となることもあります。
さらに、病気になっているわけでもないのに生理痛の痛みがひどい場合は、「機能性月経困難症」であることも考えられます。長期的な観点からも、痛みから開放されるために、時間を作って適切な治療を受けましょう。
妊娠や出産の経験がない女性にとって、婦人科を受診するのは抵抗があると思いますが、大切な仕事を続けていくためにも、かかりつけの病院を持って、いつでも相談できるようにしておきましょう。

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