鎮痛剤の選び方

●イブプロフェンとアセトアミノフェン

生理痛を緩和するうえで、15歳以上の人は、「イブプロフェン」という成分が含まれている薬が適しています。
というのも、イブプロフェンは、子宮に薬が移行しやすいので、生理痛を緩和させるのに効果的だからです。

ただし、イブプロフェンが含まれる市販の薬は、15歳未満の小児は使用できないので、15歳未満の人は、「アセトアミノフェン」という成分が含まれる鎮痛剤を選びましょう。

また、生理中に、むくみが出たり頭がぼーっとしたりして辛い時は、「カフェイン」が含まれている鎮痛剤もおすすめです。カフェインの利尿作用によって、むくみや眠気を抑える効果があるので、すっきりとした感じがします。

ただし、カフェインの利尿作用を過信して、カフェインが含まれるコーヒーや紅茶などの食品や栄養ドリンクなどの医薬品を、過剰に摂取しないように気をつけましょう。
また、カフェインには胃液の分泌を促す作用があります。
胃の弱い人は、カフェインの含まれないものを選び、主成分が「アセトアミノフェン」の薬か、胃酸を中和させる制酸剤が含まれる薬がおすすめです。
また、イライラや肩の張りで起こる頭痛などには、興奮や緊張を抑制する「催眠鎮静成分」が含まれる薬も効果的ですので薬局や婦人科で相談してみましょう。
どの薬を選んだら良いのか迷う人は、薬剤師に痛みの程度や症状を伝えて、最適な薬を選んでもらいましょう。
痛みがとてもひどかったり、いつもとは違った痛みがしたり、鎮痛剤が全然効かなかったりする場合は、すぐに婦人科へ受診しましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿