生理痛の3つの種類

生理痛は以下の3つの種類に分類されます。

▼月経困難症
月経困難症とは、生理が始まると、普段の生活が困難になるくらいの辛い症状になって、病院で治療を受ける必要のあるもの。

腹痛や頭痛といった、生活に影響を与えてもさほどでない生理痛とは区分されています。月経困難症では、ひどい生理痛によって起き上がることも困難であったり、外出することもできなくなったり、家事も手に付かなくなったりするなどの状態になります。


▼器質性生理痛(原発性月経困難症
器質性生理痛(原発性月経困難症)とは、子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が原因で起こる生理痛のことです。

この場合、市販の鎮痛剤を服用して、痛みをまぎらわすのではなく、きちんと病院で診察を受けましょう。
といっても、ほとんどの女性は、自分が器質性の生理痛かどうか判断できないと思います。
生理痛の症状があまりにひどい場合は、病院へ行った方が良いでしょう。単なる婦人科で受診するのに抵抗のある人は、女性医師のいる病院を探してみましょう。
▼機能性生理痛
機能性生理痛とは、10代~20代に多い月経困難症のことです。
子宮に病気がないにも関らず、日常生活に支障が出るほど生理痛が激しい場合は、この機能性生理痛といえるでしょう。
この症状は、ホルモンに似た作用のある「プロスタグランジン」という物質が原因となっています。
プロスタグランジンは、生理を起こすために必要な物質ですが、過剰に分泌されると、機能性生理痛を引き起こすと言われています。
治療法として、鎮痛剤などを服用しますが、根本的な治療を望む人は、漢方薬を使用して体質を改善させることから始めましょう。

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