乳がんの手術・・・残すか取るか

乳がんの手術を大別すると二通りとなります。

「乳房温存術」と、もうひとつが「乳房切除術」です。

文字通りの意味で、乳房を残すか(残せるか)あるいは、切除しなくてはならないか、というところで判断が変わってきます。

乳房切除術というほうが、なんとなく怖そうなので・・・・これは乳房全体を外科手術でとってしまうわけですが、この場合でも胸の筋肉である大胸筋と小胸筋を残すか、あるいは小胸筋だけ残すかといったように分類されています。両方とも取る方法は今はほとんどどこもやっていないようです。

乳房温存術というのは、腫瘍の周囲を円状、あるいはケーキカットのように切除します。これは腫瘍の大きさや深さによっても変わります。

米国、北カリフォルニアがんセンターと言う施設があり、そこでの乳がん患者について東洋人の統計を取ったデータがあります。
中国、ベトナム人などを患者として、受診した病院の医師を対象として、乳がん手術の調査をしたそうです。
この調査によると、東洋人は早期の乳がんであっても乳房切除術を選ぶ傾向にあるということらしいです。
実に乳房切除を希望する患者は、東洋人がおよそ68パーセントに対して白人ではおよそ57パーセントです。
その理由は、白人に比べて、東洋人は外見、特に大きさという面でこだわりが少ないから??
確かに東洋人の胸は平均的に見て白人より大きくなさそうですよね。
温存したとしてもその部分はそれほど大きくないでしょう。
切除してしまった場合、化学治療を受けなくて良いのですから、副作用の心配もないわけです。
それに切除したほうが再発可能性も低いといわれています。

うーん、悩みどころですが、あなたならどっちを選ぶ??
女性にとって一大事ですから、悩むのは当然ですね・・・一気に禍根を残さずとってしまうという思いっきりが東洋の女性の特徴なのかもしれませんが・・・

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