早期発見とがん保険が肝

乳がんに対して、まずは正しい知識をもつことで恐怖ではなく勇気をもって立ち向かいましょう。
知識があれば、いろんな知恵も浮かんでくるものです。

知識がないと、乳がんになった後のことばかり考え、怖いことばかりだと思ってしまいます。
わかりやすい例で、乳がんになったら、乳房を切除!と思っている人もいらっしゃるでしょうね。

乳がんについて考えると、1つのがん細胞があるとして、それが1センチに成長するまでに15年以上も歳月が必要だそうです。

要するに乳がん検診は、そうなる手前でいくらでも発見できるチャンスがあるってことです。
その理屈を説明します。

今の時代、日本全国で乳がんや子宮がんの検診推奨のキャンペーン開催されてますね。
さらに、これに関連したチャリティー活動もさかんに行われているようです。

日本だけではなく、欧米を中心に世界中でがん検診の大切さが提唱され、その有効性も証明されています。検診を受けずにいると、知らないうちにがんが進行し、そのうちに自覚症状が出てきます。
早期発見、超早期発見が今の時代にあったがん予防の流れであって、発症前になんとしても発見しておくことが重要です。

痛みや苦しみなどの自覚症状が出てきたときは、かなりがんが進んでいると思われます。
こうなると、同時に治る確率もその分低くなってしまうのです。

乳がんの場合は、がん細胞が約1センチに成長するまでに15年以上もかかると言われています。
その後、1センチのがんが2センチになるまで2年かかるそうです。
つまり最初の原因は15年以上前にあったというくらいに気の遠くなるような話です。

問題は、1センチ以下のがんを発見することが非常に難しいということです。
マンモグラフィーの進歩によって微小なガンの発見確率も高くはなってきました。

一般に、乳がんの早期と言うと、2センチ以下のがん細胞のことを言います。
この意味で、2年に1度の乳がん検診が理にかなっていることがわかりますよね。

単純計算では2年に1度検診を受ければ、それで自分の命が守れるという計算になります。

あなたの家族の立場になってみれば、わかります。大切な人には検診を受けて欲しいと思うでしょ?

あなた1人の体ではありません。大切な人を悲しませないためにも、定期的にがん検診を受けましょう。

自治体によっては無料検診を実施しているところも多いので問い合わせしたり、ホームページなどで調べてみましょう。検診は早期発見のために欠かせない手段ですから、是非活用して下さい。

さて、がんの進行状態によっては、治療として乳房を切り取るケースもありますが、すべてがそうではありません。乳房の中のがん腫瘍、がん細胞とその周辺を切り取り、乳房は温存する方法もあります。

やはりこの「乳房温存治療法」に注目が集まっています。

がん腫瘍を切り取った後も、乳房に再発防止のために放射線を当てて治療しなければなりません。
その腫瘍以外にも乳房の別の部位にがんが残っている可能性があるため、根治を目指しているわけです。

こういったことで、手術後の治療もかかせない大切なことなのです。

少し前までは、乳房の中のがん腫瘍を切り取った後の残った細胞が再発するのを恐れて、乳房切除の手術をするケースが多かったのです。
しかし昨今、化学治療と放射線治療をあわせて行い、乳房を残した乳房温存治療がメインとなっています。

なんといっても女性にとっては、年齢に関係なく、乳房はシンボルとしても大切なものだと思います。
精神的にも肉体的にも乳房がなくなることは、その人に大きなインパクトを与えます。

そこで今度は気になることがあります。お金の問題です。

乳がんになってしまったら一体どれくらいの費用が必要になるのでしょうか?

がん治療は乳がんだけでなく、どのがん治療も保険が適用されます。
手術をしたとしても、放射線治療を受けても、両方とも基本的には保険が効きます。

患者の支払いが医療費の3割負担だと仮定します。通院して放射線治療を受ける場合は、通院する回数が平均25回とすると、自己負担で支払う金額は3割で12万円くらいが目安となります。

また、高額療養費制度というシステムがあります。
これは高額な治療を受ける人に対して国が援助するというシステムです。普通の所得であれば、毎月8万円ほどの支払いで収まるようになっています。

それでも負担は無視できません。
できる範囲で、がん保険などに入っておくことをオススメします。
適切な女性専用のがん保険に入っておくほうが安心ですね。

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