日本においては特に顕著な傾向ですが、なぜか圧倒的に女性の方が便秘症の人が多いですね。
さらに年齢層を精密にみてみると、便秘は加齢に従って比例傾向にあるので高齢者に多いというのも事実です。
しかし・・・・実は女性に便秘が多いということ、そして高齢者に多いことには全て科学的根拠が存在します。
どうやら女性に便秘が多いのは、女性の身体構造にその大きな要因があるみたいです。
こういった基本的要因に加えて、女性の社会的なポジションや生活習慣なども影響を与えていると言われています。
そこで解明です。
まず便をするときにどんな筋肉を使うのでしょうか?
→便を排泄するには、腹筋の力が必要となります。
この点においては、男性の方が女性よりも優っている(一般論ですが)といえますね。
男性に比べると、腹筋があまり強くない女性の方がやや不利で、便秘が多いのも頷けます。
しかし翻って考えるなら、男女にかぎらず腹筋を適度に鍛えていれば便秘は予防できるということになりますね。
さらに・・・外出したときに、排便する行為に対して恥ずかがる思いはこんな時代でも以前女性の方が多いようです。
どうなるかというと、外出先で排便したくても、ぐっと堪えて我慢してしまう場合が多いということです。
これがいけません。!このパターンが続くと、排便のリズムが狂ってしまい、そのままでは便が滞留してもあまり便意を感じなくなり、徐々に便秘になるという理屈です。
ほかにも、ダイエットなどによる食事制限も便秘の要因のひとつになります。
しかも男性よりも女性の方がダイエットに夢中になりやすいことも要因です。
ダイエットがなぜ便秘になるかというと・・・食事を抜いたり、量を減らしたりしていると、腸の運動機能が低下し便秘になりやすい体質に変わっていくためです。
女性ホルモンに関しても便秘に大きく影響していることがわかっています。
女性には、男性にはない固有のホルモンとして、黄体ホルモンが存在しています。
黄体ホルモンは体の中に水分を貯める機能をもっています。
その機能は、排便するのに必要となる水分が足りず、腸の方へ行かず、結局便秘をおこしやすい状況になります。
この黄体ホルモンは、生理中や妊娠中に多く分泌されることもわかっています。
ですからこの時期は特に女性は便秘になりやすいため、注意が必要です。
0 件のコメント:
コメントを投稿